文化人、クリエイター、アスリート。 様々なシーンで活躍する人々をフィーチャーする「#FOPEMeets!(フォッペミーツ)」
Vol.3でお話を伺うのは「日常に馴染むグリーン」を提唱し、2021年にデザインを手掛けた資生堂のグローバルヴィジョンセンターが日経ニューオフィス賞ニューオフィス推進賞を受賞した、緑演舎の代表取締役社⻑・大山雄也氏。「グリーンもジュエリーも『そこに馴染む』ことが一番大事」と語る大山氏が、FOPEに感じたインプレッションとは。
――グリーンをデザインする際には、どのような発想で作り上げていくのでしょうか?
大山さん(以下、大山)
「自然から得たインスピレーションを室内空間で表現する」ことにこだわり、後付けしたような感じを徹底的になくしたいと思っています。もともとその場所に緑があったかのような空間を作り上げていくようなイメージです。
この発想の根本は子供の頃からの趣味であったアクアリウムの影響がすごく大きいんです。川に潜ってみると水草や岩、魚たちがごく自然に生活しています。それは誰かが作ったわけではないにも関わらず美しくレイアウトされていて、そんな世界観に魅了されたんですよね。そういった自然が作り出した「自然美」を再現することは幼少期から意識して楽しんでいました。
十数年前の室内におけるグリーンコーディネートといえば、建築家が作り上げた空間に鉢を置いてバランスを取るぐらいのものだったんです。それを見た時にすごく不自然で後付けのような印象を持ったんですよね。僕が作りたいものはこれじゃない!と強く思いグリーンをしっかりと勉強する為に壁面緑化など手掛けるメーカーに就職し、その後独立して今の緑演舎を立ち上げました。
今は施設の構想段階から建築をイメージする人、インテリアをイメージする人、そしてグリーンをイメージする人が足並みを揃えて一つの施設・空間を作っていくという時代になってきています。最近ではグリーンの専門家である僕がオフィスのデザインから手掛けるなんてこともあります。そういった案件ではグリーンをベースに考える事ができるので完成した時に緑と建物の馴染み方が全く違うんですよね。まさに「もともとその場所に緑があったような空間」が出来上がります。
――普段からジュエリーをつけられていますか?
大山 今つけているシルバーのバングルは、ジュエリーと認識していないぐらいずっとつけています。風呂に入る時も寝るときもずっとつけ続けているので、ないと落ち着かないくらいです。外すのは飛行機に乗るときぐらい。もはや体の一部のようになっていてお守りのような存在ですね。ただ、この年齢になってくるともう少しそれなりのものを着けたいという気持ちもあるんです。
実は他のリングなども買ってみたりはしたんですが、土仕事などの際に外してしまうんですよね。結婚指輪すらいつの間にかつけなくなってしまい、このバングルだけが残った、という感じですね。
――グリーン、ジュエリー共に一貫して「そこに馴染む」を一番大切にしているという事ですよね。
大山 そうですね。グリーンもジュエリーも時間と共に変化して馴染んでゆくものだと思っています。ジュエリーも天然素材であり、ある種の生き物とも言えるのかなと。だからこそ、いつの間にか外れてしまうとか金具が気になるようなものは着けたくないんですよね。ブランドや値段などで選ぶのではなく、体に馴染むもの、普段の生活や仕事の中で違和感を感じないものというのが僕の場合は絶対条件になります。
――FOPEのブレスレットは、バネを内側に仕込むことでチェーンに伸縮性を持たせているんですが、すべてのパーツが18金で出来ているので汚れても水で洗い流すことができるんです。サイズも太さも色々あるので、試してみてください。
大山 着け心地がすごく良いですね。つけているという感じがほとんどしない。
仕事上、土で汚れたり水に濡れることも日常茶飯事だし、水槽に手を入れたりすることもあるので、外さなくてもいいというのはすごく良いですね。
18金で作られたというバネの仕組みにも惹かれます。さりげないデザインや程よい存在感のブラックダイヤモンドも丁度いい。この馴染み方であれば体の一部のような感じで僕のような職種でもつけられそうです(笑)
――いま着けられているAPPLE WATCHともマッチしていますね。
時計はいくつか持っているんですが、ここ最近は着飾る場が減ってしまったのもあり、あまりつけなくなってしまって。APPLE WATCHはフィットネスに役立つ機能もあるし、気に入ったゴールデンコンセプトのカバーをつけて使ってますね。仕事中でも邪魔にならないラバー素材という理由で選びました。
――FOPEをつけるなら、どの様なファッションと合わせてみたいと思いますか?
大山 今日のような服装でもラフなTシャツ姿でも自然に合いそうだなと思いました。あとはゴルフのプレイ中でも外さなくても良さそうですね。
――プロゴルファーの方でもプレイ中にFOPEを着けている方もいらっしゃいます。
大山 そうなんですね。ジュエリーはシンプルな服装でもさりげないアクセントになるものを着けるのが好みなんですが、その点でFOPEは体の一部のような着け心地と程よい存在感が良いですよね。